螢side
3日目。
相変わらず哀川さんは朝起こしてくれた。
弁当も作ってあって朝食も作ってあって…。
「じゃあ。………行ってきます。」
「うん!行ってらっしゃい!気をつけてね。」
「うん。」
そして部屋を出る。
部屋っていうか、家……なのかな。
まだ、行ってきます、行ってらっしゃい、ただいま、おかえり、というあいさつに慣れない。
昨日の夜も自室に籠ってからなかなか眠りにつくことが出来なかった。
疲れがたまりすぎたのかな。
そんなくだらないことを考えながら学校への道のりを歩いた。
校門に着くと天文学部部長が立っていた。
「あ、緋山君じゃないか。早いな。」
「えぇ、まぁ。」
「今日は緋山君が一番乗りだな。普段は哀川君が一番乗りだけど、今日は遅いな。」
「普段哀川さんが一番乗りなんですか。」
「まぁ、哀川君にも色々あるからな。」
「……へぇ。」
部長と別れ、教室へ向かう。
そこで哀川さんが一番はじめに来ていた理由が分かった。
3日目。
相変わらず哀川さんは朝起こしてくれた。
弁当も作ってあって朝食も作ってあって…。
「じゃあ。………行ってきます。」
「うん!行ってらっしゃい!気をつけてね。」
「うん。」
そして部屋を出る。
部屋っていうか、家……なのかな。
まだ、行ってきます、行ってらっしゃい、ただいま、おかえり、というあいさつに慣れない。
昨日の夜も自室に籠ってからなかなか眠りにつくことが出来なかった。
疲れがたまりすぎたのかな。
そんなくだらないことを考えながら学校への道のりを歩いた。
校門に着くと天文学部部長が立っていた。
「あ、緋山君じゃないか。早いな。」
「えぇ、まぁ。」
「今日は緋山君が一番乗りだな。普段は哀川君が一番乗りだけど、今日は遅いな。」
「普段哀川さんが一番乗りなんですか。」
「まぁ、哀川君にも色々あるからな。」
「……へぇ。」
部長と別れ、教室へ向かう。
そこで哀川さんが一番はじめに来ていた理由が分かった。