「『天命より受け継がれし血ここにあり!契を交わす者、白き光よ蘇り給え!!』」
白い雷が私の横をスレスレで落ちてくるけど、不思議と怖くない。
それどころか力が湧いてくるような気がした。
でもこれは、私じゃない誰かが私の体を動かしている……?
そんな事を考えていれば、ビリリと雷は糸を伝って下へ下へと降りていく。
糸が引っ張られるその感覚に、勝ち誇るように下を見下ろして叫んでいた。
「『さあ、嘉よ!舞え!』」
ぐいっと糸を引っ張るとそれに抗う力が糸にかかる。
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