まずは……何から聞くべきか。
チラッと伽耶ちゃんを見ると、小さく笑う。
「わしらは人間ではない。そこは理解していたか?」
フルフルと首を横に振ると、伽耶ちゃんは少し驚いた表情を見せたけどすぐに普通に戻る。
私からスッと離れて、高く高く宙を舞う。
「こんなに高く人間は空を飛べるか?」
「……飛べない、です」
「うむ」
満足そうに頷いてまた私の目の前に飛んでくる。
これ演出とかじゃなくて自分の力で飛んでるのか。
てっきり何かに吊られてるのかと思ってた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…