「顔を真っ赤にさせちゃって
いやらしいことでも考えちゃったの?
宮園さんこそ、変態だね」
「考えてません…!
それに私は変態じゃないです!
変態なのは先輩ですから!」
そう言い終わると花蓮ちゃんは“しまった”とでもいうような表情を浮かべて口元を抑える。
「僕のこと変態呼ばわりするの二回目だよね。
もちろん、覚悟はできてるんだよね?」
「そ、それは言葉のあやでして……」
言葉のあやだと?
二回目なのにそんな言い訳が通用するわけねぇだろ。
ましてや、相手は俺だぞ?
「いい?宮園さん」
落ち着いたトーンで言葉を発する。
「えっ…はい!」
「男はみーんな変態だから。
すぐこんなこともしちゃうんだよ」
俺はそう言いながら花蓮ちゃんの太ももをツーっと下から撫で上げるように触る。