放課後になり
美里の言われるままについていくと
そこは、私が絶対入らないような場所

クラブでした。


こんな美人でも、クラブに行くのね…


そんなことを思いながら



「美里!私こんなところ入らないから!」

「違うの明日香。お願い。はいれば分かるから!!」

「えぇええ!」


手を引っ張られて
されるがままに入ると


ガンガンと音が爆音で
誰が話してても全然わからない


「…っか。あすか!?」

「なに!!?」

「あのね!!あの二階に!
私の妹がいるらしいの!」

「え!?妹??」

「最近帰ってこないから、前見かけた時
あとつけたらここに入って行ったの見て
1人だと心細くて、、連れてきてごめん!」

「そうだったの????
私は平気だから妹さん!探そ!」

「ありがと!」




ざわざわと騒ぐ中
音はガンガン。
もう2度とくることはない
そんなお店の中を探しまくって


「美穂!」

「美里ねーちゃん!?!?」



無事妹さんは見つかって
お店の前でみっちり
美里にお説教。


「あんたここがどこかわかってんの⁇」

「ねーちゃんこそ
なんでいんのよ!!」



今日1日でわかったこと

美里には妹がいた
そして。以外にも頼れるお姉さん
今までお嬢様だと思ってた…
ごめん。美里…

心の中で謝る


あ、お母さんに電話しなきゃ。


…! あれ、、


「美里!ごめん!ケータイ落としたみたい…」

「え?お店に?」

「多分…探してくるね」

「私も行くよ!」

「平気!妹さんとお話し続けて!」


そう言い放ち
私は 2度と入らないと思っていた
店にもう一度足を踏み入れた。