そんなこんなで
高校2年生の春がやってきた。

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キーンコーンカーンコーン…



窓からグラウンドを眺めていると
HR開始のチャイムがなる。

ガラッ…

「おーい、席座れー。HRするぞ」


ざわざわとしている教室に
担任が入ってくる


「高校2年生になって2週間
クラスには慣れて……」


淡々と話す先生の話を
左から右へ流す。


高校2年生になってから2週間
一緒にいる友達も出来て
学校にももう慣れて
クラスにもだんだんと慣れていた頃。

楽しくないわけでもなければ
楽しくないわけでもない毎日。

「HR終了。号令。」

『きりつ…』


はぁ。やっと終わった…
うちの担任は無駄に話が長い。

「今日も長かったね〜
ノッポ先生」

「ノッポ先生?」

「背高いじゃん?周りからそう呼ばれてる」

「へえー…」


話しかけてきたのは
1年生の頃から同じクラスで友達だった
”桜川 美里”
名前通り 顔が整ってて
すごい美人。

「あっ、明日香今日放課後暇?」

「暇だけど、、」

「お願い!付き合って欲しいところが
あるの!」


美人顔の前で手を合わされたら
Yes 以外答えれる人は
いないだろうに。。笑

そんなふうに思いながら
淡々と1日を終えた。