はぁーっと大きな溜息をつくと少し落ち着いた。

付き合って結構長いのに、未だにこんなじゃ駄目だよね。

圭矢の目をずっと見る事だって、まだ恥ずかしいし。

だから寝てる時くらいしか見つめられない……。



何度も何度も溜息をついていると



――~~~♪



圭矢の携帯が鳴った。


思わず

『きゃっ』

と声をあげて驚いてしまったあたしは、ホワイトの携帯を手に取った。



“着信 マネージャー”



あ……マネージャーさんからだ。



少し考えて、最後に大きな溜息をひとつつくと、携帯を持って立ち上がりお風呂場へと向かった。