「あのさ―…」 私はまだ大和の腕をガッチリ掴んだままでいる。 「大和こういうのどこで覚えたの」 大和も高校生だ、だからこういうの慣れてるチャラい人なのかもしれない。 「こういうの…?」 「えっと…こういうの」 私は自分で自分の頭をポンポンさせた。 「ん~覚えたっていうか直感?」 直感?!何直感って。無意識にってことだろうか。