まだ知り合ったばかりだし、あまり深く追求しない方が良いかもしれない。
人には言えないことだってあるもんだもんね。
「わかった。私は挨拶にいかないけど、大和はちゃんと報告してね」
「ん」
本当に言う気あるのかわからないけど…
それにしてもこの流れだと
「大和、ちゃんと記憶戻ったら帰ってね」
そうこの流れだとずっと住むって事になってしまうから。それは絶対ダメ。
だって一応年頃の男と女が一つ屋根の下で暮らすって…
まあ私が襲われるとかそんな事はないだろうけど、一応ね。
「………。」
大和は黙り込んでいる。こいつ出ていく気毛頭ないな。