「…もうしょうがないなあ」
大和が引くことは一切なく、行くの一点張り。私は結局押しに負けてしまったのだ。
それにしても今更だけど
「うちの学校の制服だね」
「ああ、明日から行く」
まさかの転校生だった。
「そっか、明日からよろしくね」
「うん、よろしく!」
そう言うなり後ろからぎゅっと抱きしめられた
この感じ、、、もしかして大和は帰国子女?
そう思ってしまうくらい当たり前のようにしてくる。
「なる~荷物持つよ」
ああやっぱりそうだ、こいつは海外でレディへの扱いをたくさん学んだんだな。そう心で納得した。
「ありがとう」
いろいろありながらもやっと帰路へつく。