そんなはずはない、と思いたいけど…、

私は騙されたんじゃなかろうか?!


実は笠松さんは先生の手下で、揉めてるっていうのは私を呼び寄せる罠とか!!


……。

……落ち着け私。

そんなことをして、笠松さんになんの得があるっていうの。


駄目だ…。

予想外の展開に頭がまだ混乱しているみたい…。



そんな私をよそに、「ま、そういうことだから。がんばれ少年」と訳の分からないことを言って先生は立ち上がり校舎へ戻ろうとした。





「ま、『待った!!!!』