「須川先生が?!」「どうしてそんなことに?!」「大変!怪我しちゃう!」「救急車を呼んだ方がいいかな?!」「流石にそんな無茶はしないでしょう?」「…でも、須川先生だし…」「そっか…須川先生だもんね」「あの人なら…」「やりかねないわ」「可哀相なサクラ生…」「よりによって須川先生だなんて…」「相手が悪すぎる…」


えぇっと…、皆様?

誰か一人くらい先生の心配をしても、罰は当たらないと思うのだけど……



「何をぼーっとしているの、鈴音!早く哀れなサクラ生を救出しに行きなさい!!」


ビシッ!という効果音が付きそうな勢いで、マコが私に指を突き付けた。


「なんで私が……」


「サクラ生はどーせ鈴音狙いなんだから、アンタが行けばどうにかなるでしょ。てか、何とかしなさいな」


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