……この子は本当にもう…天使なんじゃないかと、本気でそう思った。



「っ…ぅえ!?」



ポンっと肩を叩かれて正気に戻ったマコが首を絞める手の力を緩めたスキに、私はスーッと必死に酸素を吸い込む。



…三途の河が見えそうだった……



「大丈夫?スズネちゃん…」



ぜぇはぁと荒い呼吸を繰り返す私の顔を覗き込んだ愛美(マナミ)はクスクスと笑っててちょっと楽しそう。





………他人事だと思って!


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