「すーずーねぇーー!!」





先生と妙な会話を交わした翌日、少し憂鬱な気分で登校した私を向かえてくれたのは、
鬼のような形相で仁王立ちしている、数少ない私の友人"柏原真子(カシワバラマコ)"だった。


背後からどす黒い怪しげなオーラを発してる気がする……。


よく分からないけど、これは危ない。おそらく。


身の危険を感じ、クラスに背を向け、踵を返そうとしたのだけど――……



「逃がさないわよ!!」