「だぁー!!あの女マジムカつく!!!!ぶっ殺してぇ!!!!」
朝一番に聞いた言葉がこれだった。
「うっせぇ、三谷っ!!!朝から怒鳴ってんじゃねぇよ!!!!」
「あ?!てめぇにゃ関係ねぇだろうが!!!」
「朝からお前のダミ声なんか聞きたくねぇんだよ!!!!」
「こっちはそれどころじゃねぇんだ!!黙ってろやっ!!!!」
「んだと!?」
三谷が珍しく朝っぱらから苛ついてて、机や椅子を片っ端にガンガン蹴っている。
他の奴らはこんな姿の三谷が面白いのか、いっこうに止めようとはせず、ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべながら暴走する三谷を見ていた。
なーんか感じ悪ぃ。
そんな視線に気付いたのか、「何見てんだよ。あ?!」と悪態をつきながら、その集団に近付く馬鹿。
あー…やべぇかも。
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