『俺と付き合ってっ!!!』 目の前には派手な髪をして、装飾品じゃらじゃらの、いかにも軽そうな男。 顔は、この前マコが「カッコイイ」と騒いでた芸能人のナントカって人に似ているような気もする。 きっとそこまで悪くない。 悪くないんだろうけど―… 「あのー…?」 私が黙ったままのせいか、ナントカ似の三谷君は不安そうな顔でこっちを見つめている。 あぁ…メンドクサイ。 .