Q. ねぇ、先生、これって恋なんですか?[完]

「ゆいちゃん、ごめんね…」

「私ね、颯人くんのこと好きだったの…」

あーだから、あんなことを…

「それで、ゆいちゃんにあんなこと言って、
 傷つけて、本当にごめんなさい!」

うん。傷ついたよ。

でも、謝ってくれたことが嬉しくて、

また、仲直りしたいなって本当は私も思ってた。

『ももかちゃんの気持ちに気づけなくて、
 私もごめんね!
 仲直りしてくれる?』

「え…いいの?
 仲直りしてくれるの?」

『あったりまえじゃん?友達でしょ?』

「ありがと!ゆいちゃん!」

そう言って泣きながらももかちゃんは抱きついてきた。

『ほらーそんなに泣かないの!』

「だって、ゆいちゃんと、なかなおりできて、
 うれしくて…」

『そかそか、ほら、ハンカチ』

「ありがとーゆいちゃん…」


キーンコーンカーンコーン


「『あーー!チャイムなっちゃった!!』」

「はもったね」

『だね』










「『おくれてすみません!!』」

「コラァ!
 委員長と副委員長が遅刻とは、
 どうなっとるんじゃ、このクラスわぁ!?」

ひぇぇぇ…

よりによって橘先生が出張で、

副担のハゲおやじだとは…

「おまえら、どうなるかわかっとんのかぁあ!?」

「『はぃぃぃ…
  ごめんなさい…』」
〜休み時間〜

「ゆーいちゃんっ!」

『ももかちゃん、どした?』

「んーっとね、ゆいちゃんに
 颯人くんはもういいからって言おうと思って。」

『ん?どういうこと?』

「あのね、私ね、彼氏できたんだよね。
 隣のクラスの◯◯くん」

あーだから、あなた、私と仲直りする気になったのね…

腹黒い奴め笑

『んー、でも私あいつに興味ないよ?』

すると横から急に飛び込んできた人物が

「なんですとーー!?」

どこから来たんだよ颯人くん…

『だから、興味ないんだって笑』

「まじか…
 絶対、新井は俺の彼女になると思ってたのに…」

『むり〜』

「んじゃあ、友達からで」

『ん?もう友達でしょ?』

「あ、たしかに」

そんな感じで無事友達?になれた3人でした。


この三人ならなんか楽しくやってけそうだな笑
やっと来ました。デーキャンプ。

晴れた空!

広がる緑!大自然!

流れる川!

白い雲!

そして、

…輝く橘先生!


この日のために、私たち、学級委員(私、ももかちゃん、颯人くん)は、頑張って色々準備した。


みんなの思い出に残るデーキャンプにするために!

とくに颯人くんが頑張ってくれました!
『今から、デーキャンプを開始します。
デーキャンプといっても、
色々やることがあるので、
しっかり指示を聞いて動いてください。

また、皆さんの希望を聞いて、
委員会で話し合った結果、
少し時間が長引いてしまいますが、
キャンプファイアーの許可が出ました!』

「「「「「いえーーーーい!!」」」」」

凄い歓声と拍手が飛び交った。


『では、今から、予定を言っていきます。
まずは、料理係の人は、
カレーの準備にとりかかってください。

ご飯係は、お米を炊く準備をしてください。
 
準備係は、テーブル等を拭いたり、
 
お皿の準備などをしてください。
 
手が空いた人は料理係に回ってください。
 
わからないことがあれば、
私、ももか、颯人の3人、
もしくは班長に聞いてください。』

「「「「はーーーい!」」」」

高校生なのに、小学校と同じことするのかよー
なんて言ってた子達もノリノリで仕事に取り掛かってくれた。


「委員長、副委員長ありがとな!」

にこっと笑って褒めてくれた橘先生。

みんなの笑顔と橘先生スマイルを見て
私たち三人は心から、

がんばってよかったなぁ、

って思ったのでした。

「カレーできたよー!」

「おーさすが女子!うまそ〜」

「ご飯炊けたぞ〜」

「こ、焦げてやがる…」

「もー!」

そんな会話がいろんなとこから聞こえてくる。

「委員長!1班カレー完成したよ〜!」

「委員長、2班も!」

「3班も!」

「4班も!」

「5班も!」

「6班も!」

おーーすごい!

全部の班で完成したみたい!

『では、みなさん、いただきまーす!』

「「「「いただきまーーす!」」」」

「小学生以来だよね、みんなでカレー作るの」

「そうだね〜」

「めっちゃうまいぞ!」

「最高!」

「カレー作りもわるくねぇな」

みんな笑顔でカレーをほおばってる。

んー!おいしい!

やっぱりみんなで作ったカレーって最高!

隣に座ってる先生がこっちを向いてきた

「おい、新井」

『なんですか?』

「口にカレー付いてんぞ笑」

そう言ってティッシュで拭きとってくれた。

はずぃ…

先生ずるいよ。

っていうか見られてないよね!?


あー。よかった。みんなカレーに夢中で見てなかったみたい。


ほんと先生、期待させるようなことしないでよ…
カレーでお腹も満たされ、みんなのんびりしていた。

『4時まで自由行動とします。
 ただし、川に入ったり、山に入ったりしないこと!
変な生き物に触れないこと!
ゴミは持って帰ること!
必ず、何人かで行動すること!
以上です。』

「「「「はーい」」」」」」

ふぅ。自由行動ねぇ。

なにしよ…


「「おーい!新井!/ゆいちゃん!」」

颯人くんとももかちゃんが来てくれた。

そか、私、いっしょにいてくれるひといるじゃん

「新井、足速いんだって?」

『もと陸上部短距離のエースよ☆』

「すご〜い!ゆいちゃんかっこいい!
 颯人くんより速いんじゃない?」

「な、なんだとぉ!?
 よし!新井!勝負な!」

『しかたないなぁ…』


 
「いっくよー!
 位置についてー
 よーい、どん!!」

おりゃぁぁぁぁぁ!

全力疾走!!

おりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!


「ゴーーール!」

はぁはぁ…

「ゆいちゃん!すごいよぉ!
 颯人くんに勝ったよ!」

まじか!!

「はぁ、はぁ、まじ、くやしぃ…
 てか、お前バケモンだなぁ。
 早すぎだろ笑」

めっちゃ嬉しい

いぇーーい!!