「おーい新井〜?
 だいじょうぶか〜?」


先生が私の顔を覗き込んできた。

『はい?』

「お前ぼーっとしてたろ?
 熱でもあんのか?
 顔赤いぞ?」

ぴたっ

先生の手が私のおでこに触れる。

『だ、だいじょうぶですから!!!!』

「そか?」

そう言って離れる先生。

「んじゃあ、理由を発表しますか…」


『ねぇ、先生。』


「ん?」


『理由言ったらたらもう呼び出さないの?』


「んー。まぁ、そうかもな…」


『んじゃあ、ききたくない!!』


「え??」


『やだもん、先生、これからも呼び出してよ!』


「いやいや、なに言ってんのおまえ?
 呼び出されたくないって言ってたじゃん」


『だからね、先生、

私、先生のことが…』