颯人くんだった。


「俺が誘ったから来てくれたんじゃん新井は。

 なのになんで新井が責められるの?

 俺を独り占めとかわかんねぇし。

 俺は誰のものでもないし

 誰と一緒にいたいかは俺がきめるの!」


ざわざわ…

「文句ある?」

颯人くんはガヤガヤしてた女子たちを睨んだ。

「ないです…」


そう言って女子達は黙って引き下がっていった。