『失礼します。』

「おー新井、さんきゅーな!」

にひゃっと笑う先生。


どきっ


その笑顔に私の心臓がちょっと飛び跳ねた。


なにドキッとしてるのよ私!?


「うわっ!」

どさどさどさーーー


本が大量に落ちてきた。

埃の煙で一瞬あたりが真っ白に。。。


「ごほっ、大丈夫かあらい?」


『けほっ、ん、大丈夫』


「よかった〜」


笑顔でいう先生。


でも、先生本に埋もれてるよ!?


『せ、先生こそだいじょうぶ?』


「んー…
 やべぇ。抜けねぇ…」


まじか…なにやってんのこの人…