キーンコーンカーンコーン


な、なんとかギリセーフ…

息を切らしながら入学式を迎えたわたし。

しかし、私はなんと…

「新入生代表、新井 結愛」

そうなんです。

私、新入生代表なのです。

ありえないとか思わないでよね!?


息を整え壇上に立つ私。


「あたたかな日差しの中〜」


淡々と書いておいた文章を読む。
読むだけでこんなに眠いんだから。聞いてる方は…


クーカークーカー

ん??

誰か寝てる…
あっなーんだ、先生か…


って!!

いやいやいや、先生が寝るとかやばいでしょ!?


しかもよーく見ると、あの人って、、、

ガタン!!


「さっき遅刻しそうで走ってた奴!!

あんなやつが新入生代表!?」


いつの間に起きたの!?


っていうかあなたってさっきのあのイケメンだよね!?


あなたも遅刻しそうだったよね!?ね!?


先生(?)の一言で会場全体の注目が笑いの渦に、、、


あーーーー!!
さ、い、あ、く!!!!!!