するとそうまくんは、

「その人のこと。本当に好きなんだね。

妬いちゃうな」

「やいちゃう?どうゆうこと?」

「いいよ。知らなくて。」

「そうなの?」

「その人が羨ましいよ。」

と言い、自分の席に座りにいった。

それはあなたです。なんて言えない。

「矢原くんってあんなに喋るんだね。」

「そうだよ」

キーンコーンカーンコーン

そして今日の昼の授業も終わり、

綾乃ちゃんはバスケ部だし、

1人で雨の中家に帰った。

洗濯物を中に入れながら、

雷落ちませんようにと祈った。

しかし、そんな願いは儚く散り、

この前以上の大雨となった。

1人で震えながら寝ようとするけれど、

全然寝れない。涙ばかり出てくる。

「あやのょちゃん。ひよひちゃん。

そーみゃきゅん。」

誰か来て!なんて思っても雨の中来てくれる

そんな優しい人なんて

ピンポーン

え?誰?