「まって!そうまくん」

「ん?」

「今日は倉庫ってユキちゃん言ってた。」

「倉庫?そうなのか。じゃあ、こっちだな」

「うん。」

急いで行くと、集合時間の5分前に着いた。

セーフ!

もりちゃんがきて、

「今日は倉庫の片付けをしてもらう」

「「「えーーー」」」

大ブーイング

まあ、でも誰かがやらないと、

綺麗にならないもんね!

黙々と片付けてたら、

周りにはもう人がいなかった。

みんな帰っちゃったのかな?

部活とか忙しいもんね。

でも、私は部活に入ってないからやらないと!

あのダンボール出さないとダメだよね。

高いところの荷物を脚立に乗って、

とろうとすると、意外に荷物が重すぎた。

ぐらっ

バタン

「いったー」

脚が荷物の下敷きになったみたいで動かない。

バタン

「夕日!」

「そうまくん!」

「大丈夫か?」

「うん。でも脚が」

「待ってろ?」

そうまくんが荷物を取ってくれた。

「バカ!無理するんじゃねーよ」

「ごめんなさい」

「無事でよかった」

そうまくんの笑顔に胸がバクバクしてる。

なんでだろう?

「夕日、保健室行くぞ」

「うん」

「わっやっダメだって!」

「大丈夫だから」

「重たいでしょ?」

「全然」

そうまくんは私をお姫様抱っこした。

「ほんとだめだって!」

「静かに!黙る。暴れるな」

「はい」

廊下を通ると、

いろんな人が見てる。

「もう、恥ずかしいって」

「もうちょっとだから」

やっと保健室の前に着いた。

ガラッ

「どーしたの?」

保健室の先生が聞いた。