「坂原」


今日も虐められる。恐喝される。


私は、ひっそりと涙を滲ませる。


「あああああああああああ!!、なんで私!?」


狂ったように私は泣く。


「ねぇ、吉村さん…」


「は?お前が吉村さんなんて呼べる地位か?」


「吉村様。私たち、仲良くなれると思わないですか?」


「は?キモいな、まじ無理。」


「有理紀ちゃん私は貴方の味方なんですもの。」


私は微笑を浮かべる。彼女は強張った顔をする。


「有理紀が虐められてる時助けたのは誰?裏切り者は誰?」


「私よ。有理紀なんて軽々しく呼ぶのは辞めて頂戴。」