その日は、曇り空で今にも雨が降り出しそうな


何だか空と心が合うそんな気持ちでふわふわしていた。


教室のドアに手をかけると足が竦んでしまう。


「やーい、弱いんだ!!」


「弱くない!!」


そう叫ぶと私は彼の背中を押した。


そうそれは一度目の殺人。


彼の死体は私の贖罪。全ては私だけが知っている。


きっとそう真実は闇の中。


彼女は皮肉そうに唇を釣り上げた。