私はキーボードを叩いた。
真っ赤な文字が流れる。


レイカ:ただいまー!今日も疲れたぁ。

サユ:レイカ!待ってたよー。お帰り!

ジュン:レイカおかえりー!


毎日、この瞬間に私は澪ではなくなる。
私は「レイカ」。

澪から「レイカ」になった時に、やっと落ち着いた気分になれる。

無機質に画面の中から流れる文字に、
私は毎日癒されている。