はぁー。満員電車疲れる…。私、米田 星華は学校から家が遠い…訳ではないんだけど電車を使ってる。でも、正直電車に乗るのは嫌だ。この電車は痴漢が多いってよく聞くし、高校に入ってまだ1年しかたってないけど痴漢を見たことは何回も…。まだされてないけどいつされるかわかんないし電車の時間がちょー苦痛。

えっ…。お尻になんか触られてる感じ…。うそ…。横目ちらって見てると私のお尻を触ってるだろうおじさんがいる。どうしていいかわかんない…。ドラマみたいに「この人痴漢です!」みたいなこという度胸ないし!!どうしよう。。。学校の最寄りまであと3駅…。あーどうしよう!!!
どうしよう…。怖い…。泣いちゃったよ…。怖い…。
「おい…。女泣かせるとか男失格だな。」
え、この人助けてくれた…?
「なんだよ!君は!私がこの少女に痴漢したというのか!!」
「…。」
そして、その優しい男の人と痴漢男は降りていった。隣にいたお姉さんにあなたもおりて一緒に警察行ったほうがいいって言われたけど怖かった…。痴漢男の顔を見たくなかった。その後でわかった話だけど、その人は痴漢の常習犯。今まで被害にあった人は30人を超えるという。
学校についても朝の電車の事が頭から離れなかった。そういえば、助けてくれた人うちの高校の制服着てたような…?
「おーい!星華ー?元気ないぞー?」
「あ、楓ー。。。」
楓は私の数少ない心ゆるせる子。大好きなんだ。楓は優しいし話も聞いてくる。愚痴だって、なんだって。
そして、私は今日の出来事をすべて楓にはなした。
「えぇぇぇー!!そんな事が起きたの??災難だったね…。大丈夫?もし無理だったら早退してもいいんだよ?」
「ありがと。でも、大丈夫。楓ありがとう♡」
「いえいえ。てかさ、私ならその助けてくれた人に恋しちゃうなー!」
「そんとき、そんな気持ちにならなかった。パニック起こしてたし。今考えてみると胸がキュンとする…かも?」

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