『橋本ー!片付けありがとう!そのボール片付けようとしてたんだろ?』

「えっ(汗)う、うん!!そうだよ?」
「しゅ、瞬也、あと、もうちょっとで終わる所だからさ、帰ってていいよ?」

私の目の前で繰り広げられる光景。
私、助かったんだ・・・。
あの先輩、橋本って言うんだ

『いいよ。俺がやる。それより、話しあんだけど?』

「なに?」

『橋本、このノート知ってるか?』
そう言って、出したのは、私と、しゅんとの、交換ノート??

「知らないよ?」

『でも、これ、ここのページだけ、橋本の、字だろ?』

そう言って、指さしたのは、最後のページ。私の知らないページ

「そ、それは、ごめんなさぃ。好きだから!瞬也のとこが、好きだから!ごめん、卑怯な手使って。」
そう言って、先輩は、かけていく、、
先輩は、夜の影へ消えた。
あ、私ここにいちゃ行けない気がする
走ろう。
そう思いダッシュした

『かのん!!!』

私は、反射的に、足を止める。