「えっ美紅さん?!」
少し上擦った声に振り向いた。
そこには写真立ての中の彼が目を丸くして立ってた。
おっと、後ろには。
「彼女さん!?」
「へ!?」
思わず彼女を指差してしまった私。
ばかやろう、自分。
……今日は反省dayだ、きっと。
すると、思い切り笑われた。誰とは言わない。
「くはっ、美紅さん、来て早々……っ、お久しぶりです」
「……久しぶり」
下を向いて肩を震わせる仁田くん。
まだ笑うか。困った後輩だな~。
そう思いつつ私もたまらず笑った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…