午前中は書類作成と会議で終わった。



今は1時間の休憩タイム。


目の前には真凛。その横には鬼口部長のあとを引き継いだ茜先輩。私の隣には仁田くんがいる。



何このメンツ。初めての出来事にビビってるんですけど?!


なぜ、こうなった。



そんなのは簡単。テーブル席が全て満席状態だったから。



キョロキョロと見渡す仁田くんをたまたま見つけた私は手を振って呼び寄せ、

真凜も誰かに手を振って呼び寄せて、



ご対面。そして、現在。



なんでだろ。私変な緊張してる。




「美紅さん食べないんですか?」


「ヘ?!お、おおお食べます!食べますよ?!」


「プッ」




ぎゃあああ!何オドオドしてるの私っ。


てか、まず近い!仁田くん近い!!




「はぁ、美紅バカじゃないの?」




ば、ばか?

どこが?




「自分で仁田くん呼んどいてその反応、めっちゃバカ」


「ほんとですよ。傷つきます……」




真凛の言葉に便乗した彼はわざとらしく胸に手を置いて大きなため息を吐いた。





「あたしも傷付くわ~」


「へ!?茜先輩まで?!なんでですか!」


「だって、ねえ~」



抑揚を利かせながら私以外の2人をみる茜先輩。


それに2人が頷いた。



え、何みんなして。
私、いじめられてる……!?