次に着いた先は、とあるショッピングモールの駐車場。


何するのか尋ねると「暇つぶし」と素っ気なく返されて部長は車から出た。




それに続いて私も追いかけるように出る。



内心悪態をつきながら、でも心は素直に喜々としていた。



広々とした真っ白な店内。


平日なため人は至って普通で、すれ違う人は2、3人くらい。


年層の高い人を多く見た。



中には制服を着た女の子2人組をみて、サボりかな?とか、放課後デートかな?なんて自分の高校時代を懐かしんだりしてた。



少し前を行く部長の背中。


やっぱり好きなんだなぁって思ってしまった。


嫌いな人だったはずなのに、今は全てがプラスに見えてしまう。



眼科行った方が身のためかな、なんて思うことは多々あるけど、これが本当の私の気持ちってことだからこの目は正常ってことにしておくんだ。