輝「まさかそんな事があったとはな。」



一「えぇ……。
綾奈ちゃん、しばらくここに住みなさい。
今帰ったら綾奈ちゃんまで危ない。」




輝「そうだな。
悠里ちゃんはお爺さん達が引き取ってくれたんだろ?
なら、とりあえずそちらに任そう。

今、綾奈ちゃん達のお爺さんと連絡を取ったら悠里ちゃんの虐待のことについて知ってたから引き取ったそうだ。
時期に綾奈ちゃんも引き取る予定らしい。


お爺さん達に今の状況を話したら是非ともうちに居てくれとの事だ。


しばらくの間ここにいることになるけどいいかな?」





「はい‼︎
ありがとうございます‼︎」






それにしても驚いた。


お爺様達が悠里の虐待のことを知って引き取ったなんて。



それで、時期に私も引き取る。






よかった……。



やっとあの家から解放させる。









「ふ……っ(泣)」








安心したら涙が止まらなくなった。








ギュッ







心「今までよく頑張ったな。
綾奈……もう苦しまなくていいんだ。」






一「そうよ。
綾奈ちゃん、悠里ちゃんを守ったんですもの。
凄いことよ。」






「私……救えなかった‼︎
悠里が虐待されてるの知ってながら止められなかった‼︎

心の何処かで悠里のこと羨んでた。
でも、悠里が毎晩泣いてるのを知って自分何してんだろって思った。


これからは私が悠里のために闘おうって思ったのに……なのに、あの人達は悠里を捨ててこの家の人間じゃないって言い出した。



ごめんね……悠里っ‼︎
苦しい思いさせてごめんねっ(泣)」







私は心の腕の中でずっと泣いた。




今まで思ってたことを吐きながら。








悠里……ごめんね。