祭だけあって、すごい人


圭とはぐれないようにするだけで精一杯



「大丈夫か?」


そういって圭はあたしを引き寄せてくれた


そのおかげで、人ごみからちょっと離れたところにでられた



『う・・・うん、大丈夫』


「よかった。それにしても・・多いなぁ!人だらけだ」


通りのほうを見ると、すごい人の数・・・



あたしたち、さっきまでよくあの中にいたなぁ・・・






「んー。あの中に入るには勇気がいるんで、食べ物買って移動しますか?」


『賛成!』



「よし、そうと決まれば買い物だ!遥、何食いたい?」


『んーと・・・りんごあめにわたあめ、カキ氷・・・あ、チュロスもいいな!』


「遥の食いしんぼー」



じゃれながらも、圭はあたしの好きなものを知ってるから全部買ってきてくれた