本当は今日一日、あたしたちの家で勉強してもらうつもりだったんだけど



お兄ちゃんがそれじゃ可愛そうだってことになって



花火が始まるまで、祭の会場に行くことにしたの



だから、浴衣を着ることにしたんだ


もちろん、圭にはまだ内緒!


浴衣じゃなくて洋服でくると思ってるからね





あ・・・いた!


そっと後ろから近づく


圭はまだ気づいていないみたい・・・





よぉし



『あ・・・あのぉ・・・道を教えてくれませんか?』



「はい?・・・・って・・・えぇ!?遥?」



あら、もう気づいたのかぁ


でも、圭の顔がどんどん真っ赤に・・・