耳元で囁かれたその言葉は



まるで悪魔の言葉のようだった





あたしは蜘蛛の巣状に張り巡らされた罠にはまった蝶






甘い香に誘われて



気付いたら蜘蛛の手の中




生きるためもがいて悩んで



気付く…








あぁ、あたしは甘い罠にかかってしまったんだなって


もう…逃げられない




運命に従うしかない…と。




















―――完―――