なんだかんだで時間が過ぎていってお兄ちゃんは寝ちゃった




部屋にいるのはあたしと圭


二人で黙っているからテレビの音が部屋に響く



「遥…」


『えっ?』


「前さ綺麗になったなぁって言っただろ?」


『うん、屋上ででしょ?』



「この間言わなかったんだけどさ、やっぱ言うわ。綺麗になったのは…アイツの影響か?」





「アイツって?」



『吉田…拓磨』



そんなこと









ない…よね?