ボーっとしていたら教室のドアのほうで誰かがあたしを呼んだ



『遥、圭さんだよ!』


圭・・?



その名前を聞いてすぐに荷物を持って圭のところに駆け寄った



『圭!』


「おー。お疲れ!帰れる?」


クラスのほうを見たらみんなうなづいてくれた



いい人たちだ本当に!




「すごい人気だったみたいだね?」



『そうだよ!女性客が多かったかな』


「行きたかったー」


『残念だったね・・・・』







沈黙


朝のことを思い出した


圭は・・・


あたしに何を隠しているんだろう?