部屋に戻るとちょうど圭とお兄ちゃんが部屋から出てきた




「おかえりー」


「コーヒー買えた?」



『うん、マスターオリジナルだよ!』



「早く飲みたいなー」


『はいはい、待っててね』




さっきのことは何も言わない



ま、何も無かったから



ただバッタリ会っただけ



それに・・・・



圭は何にも知らない




あたしも、お兄ちゃんもあの日のことは無かったことにしようって




そう決めたから