部屋を真っ暗にしてるから


花火の光だけがあたしたちを暗闇に照らし出す




圭…


思わず見とれる彼氏の顔



あ、こっちむいた



「おいで」


口パクでそう言ったから圭の隣に行く




「なんか、違うよなー」


こそっと耳元で言う


『何が?』


「今までとの違う関係で見る花火」




そーだったね


去年までは幼なじみとして見てたんだ