私の名前は河合美紀。普通の女子。私のクラスにはカースト制度があってそのうちのど真ん中。ほとんどの人が私と同じ位の地位。私は人から憎まれることもなければチヤホヤされることだって無い。でも、これだけマシ。私よりも下の人間がいるから。クラスで一番下の人間、佐藤ゆかり。彼女は一番上の人間、北条百合、通称「百合様」中心にいじめを受けている。誰も百合の言う事には逆らえない。彼女から嫌われれば誰でもすぐに底辺の人間へと落ちていってしまうから。私は普通にしてたいけど命令されたらそれの通りに動くしかない。先生に言ったって無駄。百合のは、社長令嬢で学校への寄付金を払っている。さらに百合は成績も学年トップで先生から気に入られているわけで先生は百合のことをひいきしている。絶対無理だ。もし仮に先生が解決しても百合は気が強い。何度も同じことを繰り返すと思う。そんな訳で私達は少し過ごしにくい環境にいるのだ。