扉を勢いよく開ける。


「ごめん!!俺全然ダサかった。ありがとう!朱里、昴、樹哉!!それで!!有紗が歌詞くれた!!くれたというより課題なんだけど、これに音つけよ!!全部!!」


凄い勢いで話す俺にみんなは唖然って感じだ。


「ちょっと待て。まず、意識が戻ってきてよかったな。それと、有紗が歌詞を書いて、それをくれて。それに音をつけたいって言うことだな?」


昴が落ち着いて話すのに俺は頷いた。


「それでその歌詞ってどのくらいあるん?」


「多分10曲分。」


「「「10曲分!?」」」


俺はみんなに紙を見せた。


すると3人は笑いあっている。


俺はなんで笑ってるのか分からなかった。


「これでいいよな。まぁ、3年くらいこれでやっているよな?」


「せやな。さすが有紗やわ!!」


「ねぇ!!なんのこと?」


俺が聞くと2人は俺に向かって叫んだ。