もう朝なのに。
陽の光は、遮光カーテンできっちり遮られている。

この部屋は、いつでも夜みたいに薄暗くて湿っていて、煙たくて。
テーブルには、吸い殻が積もった灰皿と、コンドームの箱。その周りにビールの空き缶が沢山転がっている。

不健全な空間。

私達はそんな部屋で、昼夜問わず、酒を煽り、幾度も肌を合わし、快楽に溺れる。


確実にダメになってゆくアタマとカラダ。

朝も昼も夜も、区別がつかなくて、1日がドロドロに溶けていく。

だらしなくて、絶望的。

冷静になった瞬間から後悔してしまうような、そんな感じ。