小さくなっていく健大先輩の背中を私は見えなくなるまで見つめた。
頬がまだ熱い。
まだ残ってる。唇に触れた感覚が。
最後にキスだなんて……。
なんて先輩だ。
今日の予定だって狂ってしまったわけで、こんな1日になるなんて思わなかった。
私の彼氏さんは
一つ上の野球部キャッチャー。
逞しくて、かっこよくて、
あまり人を惹きつけようとはしないオーラ出してるけど、人一倍やさしい。
誰よりも一生懸命で、努力家で、
極度の照れ屋さんな彼が、私はとても愛おしくてたまらない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…