「……ごめんなさい」 そう言っても返事はなくて、静かな時間が過ぎるだけ。 ねえ、先輩。 私たち、恋人ですよね? なのに、なんで……。 やだ、私重い。 先輩と一緒にいるだけで十分幸せなのに。 こんな近くにいるのに。 こんな気持ち重すぎるじゃん。 泣きそうになるのを必死にこらえる。 そうしないと、また困らせてしまうから。 でも、知りたい。 それは確かな本音だ。