私が生まれた話は父方の親族から耳に蛸が出来るほど聞かされた。

その内容は本当の事?と疑うほどに…

それと親族から聞かされた話の中には、わたしには耐えるに絶えない内容も…
まだ小さかったわたしにはその話を丸呑みしたんだよ。

中でも耐えがたい内容父方の親族は私を産むのは口に出して猛反発。
生まれた後も何かと手より口出しする親族に私は不信感と憎悪を持ち続けた。
口に出して『タマちゃんとリュウソウは可哀想。ツタコさんはハズレくじ引いたのぅ。笑里もなんで生まれてきたんかな。お母さんとお父さんとおばあちゃんのために勉強する事だけは力を入れろ、迷惑をかけるな』…この言葉を父方の親族は平気に言葉に出す。
まだその時は3歳でした…

小さな子は直ぐ言われた事が本当だと感じるんだな。
だからこそ両親や兄や母方の祖父母や伯父伯母の事も信用できなかった…

信用することが怖かった。
いつかいい子にしてないと見捨てられると思った