いつの間にか、ショウタが部屋に飾ってある写真を見ていた。 「子供?」 「そう」 「……俺の子?」 「……さあ?」 お茶を出して座ってもらう。 「なんで………なんで言わなかった?」 真剣なショウタの顔に、ドキリと揺らぐ心臓。 「…………なんで自分の子だと思うの?」 「写真が…………そこの写真が俺の小さいときにソックリだから。 心当たりもある」