パニックになったのだろう。

そうだろうなぁ。
彼氏がいるわけでもないから、そんな話はしたことがなかった。

でも、好きな人の子供。

その気持ちは伝わることもなく、それでも体は受け入れてもらった。
その時だけが幸せだった。

お母さん、ごめんなさい。
幸せだったのよ、私。

また明日、と呟いて部屋に向かった。