海の近くの小さな街。
工場や漁業を営む人が多い。

他所から来た、当時妊婦で未婚の私を驚きながらも、受け入れてくれた街の人。

ミズトを産んでから、病院の事務をしている。

ミズトの父はいない。
彼とも彼の友達とも彼を知る自分の友達にも連絡はとっていない。

ミズトを産むために、逃げてきたのだから。