「今日は、時間も時間だし、お昼ごはん食べてもう帰ろう?
ミズトも良くなったところだし………」

ショウタに言うと、そうだな、と同意してくれた。


家と病院の間にある、麺類の店の駐車場に入ると、見覚えのある人がいた。



コバヤシさんだった。



小さい子供と手をつなぎ、車の方へ歩いていく。


後ろには夫婦らしき人がいて、子供とコバヤシさんに話しかけている。


多分、姪御さんだろう。



コバヤシさんは、私に気付かず、私達の車は奥の駐車場へと向かった。