目が覚めると、4時だった。
隣に寝転んだまま本を読んでいたショウタと目が合う。

「起きた?」

「うん」

ショウタが起き上がってあぐらをかいた。

「マイカ、おいで」

あぐらの上にまたがって抱っこされる。


「ごめん、マイカ」

「何が?」

「いや、いいけど」

「そ?」

ショウタに抱きついていた顔を離してキスをした。

ショウタといると安心する。
触れたくなる。



本当は分かってた。


つまらないヤキモチも嬉しかった。